最近はトップや有名芸能人など、世間で頂点にいるような人の失態に厳しい。
「謝罪しろ!」「辞任しろ!」「仕事を降りろ!」
たくさんの厳しい声が聞こえてくる。
ルールやマナーを守るために厳しくならないと秩序が乱れるというのが前提なんだろうけれど
それだけでは決してないように思える。
会社のトップや有名人も最初は抵抗しているが
次第に追い詰められていき、結局は倒れることになる。
なぜか、
「世間の声」がよく聞こえるようになってきたからではないだろうか。
ソーシャルネットワークが世間で広まるこの時代、個人個人の声をよく聞けるような
コミュニケーションができあがっている。
そこには個々の意見を見ることができるし、それによって感化されることもある。
1つの意見が束になって平均的な「世論」となって認識される。
自分の考えとおもっていたことは、実は単なる世間の意見の平均的なところを自分の意見と
思い込んでしまうこともあるのではないか。
平均的な意見には多数の賛同があることもあり、安心感がある。
どんどん感情がエスカレートしていっても不思議ではない。
膨らんだ世論の感情がそのままターゲットになった「ヘマをした」象を叩くのだ。
ソーシャルネットワークでむすびついたアリの大群がこうして今日も一人の象を倒して行く。
アリは象になりたいとは思わないだろう。
だって自分が倒されたいとは思わないだろうから。
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